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人工関節の情報満載

 
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PATELLAR DISLOCATION

 若い女性に高頻度に起こります。全身の関節が柔らかい、膝蓋骨の位置が高い、大腿骨の溝が浅い、脛骨結節が外側にある、大腿骨頚部が捻れているなどの元々の身体の素因が関与する場合を多く認めます。膝蓋骨脱臼は新鮮例、反復性、習慣性に分類されます.初回脱臼では内側膝蓋大腿靱帯 (MPFL: medial patellofemoral ligament)が損傷するため、関節内に血腫がたまります.骨折をともなうこともあります.反復性膝蓋骨脱臼は膝を軽く曲げた状態で発生することが多いですが、習慣性膝蓋骨脱臼は膝をのばした状態から曲げていくと常に膝蓋骨が脱臼します。脱臼を繰り返す反復性膝蓋骨脱臼の場合はMPFLが緩んでいる場合が多く、軽微な外傷でも発生する一方で、痛みなどの症状が軽いことが多いです。また、膝をのばした状態で膝蓋骨を外側に押した時に怖さや不安感を感じるapprehension signを認めます。

(治療)初回脱臼の場合はギプス固定を行います。大腿四頭筋とくに内側広筋の筋力訓練を行い、固定を外した後に関節可動域訓練を開始します。骨折がある場合は手術で骨接合術や骨片除去を行い、あわせてMPFL修復術を行っています。反復性・習慣性膝蓋骨脱臼に対してはハムストリング腱(ACLの項を参照)を用いたMPFL再建術を行っていますが、骨の変形やアライメント異常が強い症例では、Blauth法による脛骨粗面移動術や外側支帯解離術を追加して行っています。

(リハビリ)再建術では術翌日から松葉杖歩行を開始します.1−2週間の固定後、可動域訓練を開始します.8週でジョギングを開始します。

(スポーツ復帰)3ヶ月

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膝蓋骨脱臼

基本解剖

MPFL内側膝外大腿靭帯(MPFL)。

単純レントゲン写真

MPFL向かって右側が膝蓋骨の脱臼を認める。
MPFL同側の膝蓋骨の側面像。膝蓋骨の後方に裂離骨片を認める。MPFLの付着部から剥離したもの。
MPFLMPFLの再建術を行った膝。上の写真より整復位にある。