(症状)10代の男性に多く、軟骨とその下にある軟骨下骨がはがれる疾病です。原因がまだ明確には解明されていませんが、スポーツによる繰り返される外力も一つの原因とされています。程度が軽ければスポーツ休止や免荷(体重をかけない)などで治る可能性がありますが、骨軟骨片はがれかけているような場合は手術が必要です.骨軟骨がはがれて関節内遊離体(関節ねずみ)として関節内を動き回ると軟骨は傷みますし、挟まるとlocking(膝がのびない)が起こります。
(治療)手術は病巣の大きさによって方法を変えています。径1cm以下の小さなものでは関節鏡でみながら病巣部に小さな孔を数カ所あけるドリリング手術により、軟骨細胞の元となる間葉系細胞を骨から誘導して治癒を期待します.はがれかけた骨軟骨片が大きく、そのかけらに良い骨が残っているような場合はもとの場所に戻して、ネジやピンで固定する再接着術を行っています.また、病巣部のサイズが大きい場合は膝の別の場所から数個に分けて円柱状の骨軟骨片を取ってきて病巣部に移植するモザイク状骨軟骨移植術を行っています.
(リハビリ)ドリリングの場合は数週間の体重をかけない期間が必要になります.再接着、骨軟骨移植では病巣部の部位、大きさによっては膝の曲がる角度を制限した装具を装着することで術後早期から松葉杖を使って体重をかけての歩行訓練を行います.杖なしでの歩行は3ヶ月程度で可能となります.
(スポーツ復帰)ドリリングの場合は3−6ヶ月、再接着、骨軟骨移植は状態にもよりますが少なくとも6ヶ月以上はかかります。
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